初めてのクライミング
こんにちは、YAMAORI管理人です
2020年の6月1日に佐賀県鳥栖の四阿屋という岩場で生まれて初めてのクライミングをしました。
それまで、私の山遊びというと、専らトレイルランニングばかりでした。
前から、やってみたかったのですが、中々機会に恵まれなくて……
その日、ついにその機会が訪れました。
いけるかも、と私にチャンスが訪れたのは連れて行ってくださる方々の予定のつい前日でしたから、大急ぎで必要な道具を求めて某登山用品店へ赴きました。
何も道具を持っていなかったので、当時勤めていた登山用品店の先輩スタッフに手取り足取り教わりながら道具を買いました。若輩者のお財布事情は寂しい物で、全ての道具をそろえることは勿論出来はしませんでしたが、生まれて初めてクライミングシューズとハーネスを買いました。
レジで商品のバーコードがスキャンされるときのドキドキした高揚感は今でもよく覚えています。
その先輩からはその日の夜にビレイデバイスと、HMSカラビナとスリングをいただきました。
そのビレイ器はその後長い間使わせていただきました。本当に感謝しています。
雨上がりの少し湿気た岩場。
岩と対峙したとき
これ本当に登れるとかいな? という怖さと
登ってみたい! という衝動がせめぎあって、少し緊張していました。
トップロープをかけてもらっていざ岩に取り付いてみました。
少しずつ少しずつ上に上ります。
初めは怖かったです。全然ロープもハーネスもシューズも信じれなくて
シューズは今思うとかなり攻めたサイズ感で買っていたのでかなり痛かった
しかし不思議なことに、上の方に上がるにつれて、ネガティブな気持ちが薄れていったのを覚えています。
下にいる皆から色々アドバイスをもらいながらなんとか上までたどりつきました。
怖い、痛いも確かに心の中に有ったんですけど、何よりも上までよじ登れたことがうれしかった。
グレードなんて当時知らないし、ホールドの持ち方や立ち方なんて当時知らなかったけど、純粋な喜びがあったと思います。
翌日、岩場にブヨがたくさんいたらしく、皆、足を腫らして出勤しました。