皆さんこんにちは、YAMAORI管理人です。
今回の記事は、宮崎県の行縢山という山を登った記録です。
登山開始
麓の行縢神社からのスタートです。
しばらくは沢沿いを進みます。
涼しくて、心地よく歩くことが出来ます。
道も広く明瞭で、てくてくと快適にしばらく歩くと……
行縢の滝
轟轟と、大水を地に打ち付ける大きな音が聞こえてきて、水の音に導かれるように近づいていくと、
私の目の前に現れたのは、かなりの水量を湛える落差77mの行縢の滝でした。
この日は、雨が続いた後だったので、かなり水量が増えていたらしい。
地に落ちた水が跳ね上がって顔がびしょ濡れになるほどの滝の勢いと、轟音に圧倒されました。
踊る胸を鎮め滝を後にして、頂上を目指します。
何とはなしに登山道を歩いているときに、その恐怖は訪れました。
恐怖……ヤマビルとの出会い……
ーーお腹になにか……
そう思って、Tシャツの裾をめくってみると、私の下腹部に、私の血をたらふく吸ったのであろう、丸々と膨れた黒いナメクジの様なぬめッとした塊が2つ付着していました。
私はぎょっとしながらも、つとめて冷静に、前を歩いている2人に
「ヒルって、ちぎり取っていいんでしたっけ?」と、声を掛けました。
戦々恐々……2人は、バッと擬音の聞こえてくるかのような、とても素早い動きで足元や腕、腹の中などを急いで確認していました。
ーーひとりはなんとも無く、無事に吸血の魔の手から逃れていましたが、
もう一人は……私と同様に、脚部をヤマビルの吸血の餌食になり、トレッキングパンツを血に濡らしました。
ヤマビルの存在を視界に収めてからは、かなり過敏になり、地面から目を離せませんでした。
一体、いつの頃からであろうか、もしかしたら山に入った初めの頃からかな、地面を注視するとイトミミズの様な、まだ細い飢えたヤマビルが血を求めて地面から上に立ち上るようにうねうねと首をくねらせているのです。
恐怖。しかありません。初めてあんなに大量のヤマビルを見ました。
そこからの登山は気が気ではなく、足元に常におびえながら頂上へたどり着きました。
ガッスガスで何も見えませんでした。
小休止すらすることなく、私たちは足早に下山を始めました。
頂上直下の岩壁沿いを下って、登山口へ到着。
落ち着けるところまで戻ってきて、みんなでヒルチェック。
私は足首に3匹のヤマビルが吸着していました。
皆さんも、この時期のヤマビルにお気を付けください。
ヒル下がりのジョニーっていうすごいやつ
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