こんにちは、YAMAORI管理人です。
先日九州脊梁山地の入り口、馬見原を起点に行われました、九州脊梁ピストントレイルに参加してきました。
距離32km、累積標高2800mの数値だけ見ると少しキツめのコースです。
終盤、少し熱中症の様な意識が定かでは無い状態に陥る場面もありましたが、なんとまあ運良く3位入賞することができました。
7:30 馬見原グラウンドスタート
日差しが強くて茹だるように暑い。誰だ脊梁の朝は寒いくらいあるとか言ったのは,,,,,,。
テーマは暑熱順化
今日のテーマは暑熱順化。そうこの大会は私にとっては暑い夏を耐えるための訓練であったから割と速いペースでレース序盤を進める。
今年のこのレースは馬見原から五ヶ瀬ハイランドスキー場まで走って同じコースを戻るピストンコースでわかりやすいのでロストなど余計な事は考えずにひたすら五ヶ瀬ハイランドスキー場を目指して走る。
灼熱の樹林帯の山中の急登の連続に臓物が腹の中で何やら不穏にうねるのを感じていたが無視して急登でも歩みを緩めずにプッシュプッシュプッシュ。

五ヶ瀬ハイランドスキー場のエイドにたどり着いた時に自分の順位を知る。誰かに教えられたと言うよりもこのピストンコースで折り返しで二人しかすれ違わなかったから三位でレースを進めているのは火を見るより明らかである。
エイドではこれまでの急登の連続にヘタった身体を休ませるためにしっかり補給して少し横になったり、水を浴びたりして夏を満喫した。
私がエイドで戯れている間に一人に抜かされて順位を落としたようであるが構わない。今日がとても夏らしくて楽しいからそれでいい。
あまり休みすぎても帰りがしんどくなるのでほどほどにエイドをでた。背後から聞こえる行ってらっしゃいの言葉が嬉しかった。あと少し頑張ろうと思えた。
復路で事件は起こった。
黒峰の登りで身体がピクリとも動かなくなった。気づけばしばらく汗をかいていないのか、ハーフパンツはグチョグチョに濡れていたが、タンクトップはカラカラに乾いている。これはまずいと、黒峰を下りきったあとの登り返しの途中で足を止めて自問自答する。ここはどこで自分の名前は分かるか、なぜここにいるのか。
自分の名前以外の自問に即答出来ない。
これは本当にまずいかもしれない。気温は上がり、日陰でも涼まりそうに無い、水分も殆ど残っていない。あと8kmほどでゴールだ。なんとかして辿りつかねばならない。けれども足はおろか、腕が上がらない。不安に心臓も激しく鼓動しているのを自覚していた。
そんな私を救ったのは、この恐怖を上回るさらなる恐怖であった。
一匹の大きなスズメバチが飛んできて私の顔の周りをブンブンと旋回し始めた。心臓が一回、これまでよりも大きく鼓動し、私の全身に一気に血液を届けた。蜂が怖い。その思いが私の身体を動かして何とかフィニッシュする事が出来た。

結果は3位。抽選で日本酒も当てて満足。
充実のトレイルランだった。