こんにちは、YAMAORI管理人です。
前回の背振全山の続きです。
朝
6時前に鳥のさえずりに起こされました。
パンツ一丁で寝ていたから少し節々に冷えを感じます。
長野峠へ
ツェルトを張り直して、中で朝ごはんを食べました。
長野峠への下りを駆け下ります。寝て休んだので気力体力ともに充実しているので藪漕ぎも何のそのこなして、あっという間に峠へ降り立ちました。
雷山への登山口から後半戦開始です。
ツェルトも結露のせいでたわんで中がすごく狭くなって、少し動くだけでびしょ濡れになりそうです。枕元に用意していた手ぬぐいで結露を拭き取り、寝た姿勢のまま服を着ます。ツェルトから這い出るように外に出ると、相変わらずの曇天模様、ですがひんやりと霧の立ち込める森は神秘的で鳥のさえずりもどこか厳かな響きに感じられました。
雷山
相変わらずのガスでここは眺望良いはずなのに何も見えない。
中腹の雷神社に祀られている水火雷電神は敵国降伏の神で、雷雨をもって敵を下すとされている。
また、干ばつの時に雷山の神社にある3枚の仮面を祭祀して神楽を奉納すれば必ず大雨が降ると言う。
山頂に休む理由もないので、早々に出発。井原山を目指します。
雷山と井原山の間の縦走路は本来は明るく美しい森なのですが、生憎の天候。気温は丁度よいのでぐんぐんペースを上げて進みます。
数年前の事故が記憶に新しい。
井原山
ここも眺望が良いのに残念。
三瀬峠へ
井原から三瀬峠へは暗い登山道を歩きます。
峠の直前の道は広く平坦なので道迷い注意。
金山へ
基本的に開けた眺望なし、強い疲労感を感じ、うなだれながら無心に足を動かす。
金山山頂
背振へ
福岡佐賀間の山脈の象徴的な山、脊振山へ。
峰々が龍が背を振ったような姿であると言う事が名前の由来らしい。
福岡、佐賀の国境の領地争いの舞台でもある。
佐賀側が勝利し、脊振山は鍋島藩の領地となった。
例の自販機
ゼンザンのオアシス、コカ・コーラの自販機。
この自販機のコーラは多分この世の中で一番美味い液体だと思う。胃が網戸の様になっているんじゃないかと思うほどに五臓六腑の染み渡る。
さあ、あとは大詰め、九千部、基山。
九千部山到着
七曲りから石谷山分岐までの登りはキツかったけどここが正念場だとプッシュプッシュプッシュ。
九千部と言う名前の由来は、かつてこの一帯で風水害が続き、それを鎮めるために、若い僧がこの山で四十九日間、法華経一万部読誦の行に入るが願い半ばで飢えと寒さで命を落とした。行は九千部まで進んでいた事から、この山を九千部山と呼ぶこととした。と言われている。
今朝、通った雷山では雷雨を崇めているのに、この山では風水害を鎮めようとしている。
九千部から基山へ
正直あまり記憶にない。道標に導かれるままに無心に歩いていたのだろう。
しかし、基山までのあの長い舗装道だけは許せない。長い縦走の旅の最後を飾るにはあまりにも淡泊すぎるではないか
が、基山山頂の夕焼けは、長い旅路を雨に打たれ続けた私の胸を打った。
美しい。
充実の山行でした。