こんにちは、YAMAORI管理人です。
今回の記事は『岳人のロマン。伊藤新道』と『伊藤新道二日目』の続きです。
三股山荘を出て、裏銀座ルートを高瀬ダムまで下ります。
三股山荘の朝
朝の起床予定時刻に起きると、足先手先がひどく冷えていた。その両方を温めるようにシュラフの中で膝を抱え、股の間に手を挟み込んで身体が温まるのを待った。割と直ぐに身体は温まったが、ツェルトの隙間から入ってくる空気が冷たいので、外ではなく、ツェルトの中で身支度を整えるために、一度外に出て夜の間に萎れたツェルトを張り綱をしっかりと強く貼り直した。
広くなったツェルトに入るとまずは手拭いで中の結露を念入りに拭き取って、シュラフとマットをザックにしまい込んだ、あぐらをかいて、ツェルトの入り口付近で湯を沸かし、ドライフードに注ぎ朝食を取った。腹が膨れると更に身体は温まり、活力が湧いてきて、準備が捗り、るんるん気分でツェルトをザックにしまい込んだ後に、さあ皆の様子はどうか、何か手伝ってやろうかね、と思って皆の様子を見ると、二人とももう既に準備万端で私の様子を眺めていた。
相棒は私が遅いからトイレに行くと行って山荘の方へ行ってしまった。
何と、私がドンケツ野郎だった。
真っ暗な小屋の前の広場には、私達と同じく出発の準備をしている人たちの人だかりがあった。
もう8月の終わり頃となれば、手が悴むくらいには気温は低く、私たちを含めてほぼ全ての登山者が雨が降っているわけでは無いのにレインウェアを着ていた。
私たちは早々に三股山荘を出発した。順番にして、集団の中では三組目くらいだったと思う。前を行く二組ほどのヘッドライトの光がチラチラと先の稜線に見える。我々と先行者の間に結構な高度差があると見える。重たい荷物を背負って比較的に鈍足なペースで進む。
稜線を登っている時に予期せぬ事が起こった。
雷鳴である。
ごろごろと唸り声のような雷鳴と、ほど近い空に光る雷雲。この風向きではひょっとするとこちらに雷雲が流れて来るかもしれない。私たちは稜線上で立ち止まった。振り返ると後続の何組かは小屋の方へ引き返している姿が見えた。私たちも安全を期して一度小屋へ戻る事にした。
小屋の前の広場では皆が皆では無いが、あの雷雲を話題にしているパーティがちらほらあった。
私たちは小一時間、様子を見ることにした。
数分後、どうやら雷雲がこちらへ流れて来る気配が無いようなので、再び出発する事にした。
この後は、特段トラブルなく楽しい稜線歩きでした。
鷲羽岳で見た朝日

美しい道




水晶岳



野口五郎岳


野口五郎小屋


俳優の野口五郎さんは、黒部五郎と芸名を二択で迷ったが、標高の高いから野口五郎にしたらしい。,,,,,,知らんけど。
ブナ立て尾根を下山。勾配の強い下りキツかった。

終始、飽きない好ルートでした。
充実の山行。
