こんにちは、管理人です。
明神岳二日目です。
五峰台地になんとかたどり着いた私たちは無事幕営出来て、テントで夜を越し、次の日は穂高岳山荘を目指します。
前日の記事はこちら
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朝
なんと良い朝か。

雲の上の世界。月と山岳。ブロッケン。朝ごはん。



朝の贅沢ハッピーセットを堪能した我々は、身支度を光の速さで終わらせ、昨日に引き続き明神岳の稜線を踏破すべく歩き始めます。

まず目指すは眼前に迫った五峰の頂上。


ピークが近づくに連れて当たり前だとでも言うように傾斜が強くなって行きます。しかし昨日までの尾根道に比べたら可愛いもので、あっさりと山頂へ到着。
お目当ての物


これこれぇ、と言うようにテンションマックスなKちゃん。
これが見たかったんだとずっと言っていたから凄く嬉しそう。
五峰の頂上にはいつ誰が置いたのか分からないシャルレのピッケルが刺さっています。
過去の岳人の悪戯か? すごく浪漫を感じますね。
記念写真を取って、早々にダウン。


直ぐ側に見える四峰へと向かいます。意外にも五峰の下降が悪かった。慎重にルートファインディングしていれば簡単なのでしょうが、クライミングでもオブザベ苦手な私は少しだけ迷ってしまいました。精進せねば。



二峰までは簡単で単調な稜線歩きです。怪獣の背骨を歩いているみたいで楽しい。
二峰
今回の山行のハイライト、二峰の懸垂下降です。
残置支点の煩雑さが歴史を物語っているようで感慨深いですが、危ないのでいつかは撤去しないとですね。

懸垂下降二回で一峰と二峰の鞍部へ降り立ちました。ロープを片付けて、最後のピーク一峰の頂上へ登り返します。
ガレ場というよりはザレ場と行ったほうが良さそうな場所で歩きにくいが、難なく登頂。
相棒とのハイタッチは感慨深い物がありましたが、ここからが真の核心部、のんびりもしていられない時間にもなってきたので、先を急ぎます。
一峰から奥明神沢のコルへの下降が悪い。歩きだとかなり時間がかかりそうだったので残置支点を慎重に使い懸垂下降でおります。落石に気を使いながら下降。無事に奥明神沢のコルに到達。
さあ、ここからが長いぞ。
前穂高岳までの道のりが、長い長い。地形図で見るとちょっとしかなさそうなんですけどね、これが長い道のりです。



前穂高岳までの登りを荷物も重量に喘ぎ、ルートファインディングに気を使い。疲労感マックスで進みます。
途中2度ロストしタイムロス。
前穂高岳に着く頃には16時でした。
時間への焦りを達成感が一度は打ち消しましたが、さあ奥穂高岳を目指すぞと言う段階では焦りマックスでしたね。
ただ、前穂高岳頂上直下でみた2重のブロッケンは美しかった。

朝、ブロッケンで送り出してくれた明神岳がブロッケンで別れを惜しんでいる様に感じられて、明神岳への愛が爆発して涙が出そうでした。


夜の吊尾根
お互いに疲労のピークを迎え、鈍足に。
口喧嘩も増え、あまりよい状態では無い。どこか平らで、落石の危険も無い所はないか、あればそこでビバークだ。
と、考えながら歩く。

稜線の向こうに沈む夕陽が作る峰々の影が美しくも、来たる夜を告げるようで恐ろしい。
完全に夜になってしまいました。
遥か下方に、涸沢のテン場の明かりが見えた時、砂漠で見える蜃気楼の街並みを思いました。
あの明かりが羨ましかった。
ビバーク

稜線上になんとかテント一張張れそうな場所を見つけて幕営。これで安心して夜を越せそうです。
心身ともに大変疲れた一日でした。
充実山行。
